2023年 施工
香田 伊織
今回、長崎船舶装備（株）創立80周年を記念した【本社建て替え工事】に携わり、名誉ある現場をさせていただきましてありがとうございました。私もこのような大きい規模の現場を管理するのは初めてでしたので、円滑に工事を進めて行けるのか着工当初は不安でしたが山下さん・協力業者の方々の協力もあり、無事に1期工事を終える事が出来たと思います。
本現場の特徴といたしましては、1階から4階までは1フロア約650㎡の社員・役員が利用する空間となっており、今使用している本社ビルよりも規模拡大しております。5階には今回新社屋の見せ場とも言えます、ガラス張りの扇型のカーテンウォールを設け、長崎港を眺めながら優雅な昼食がとれるカフェのような多目的室と最大125名入れる大会議室があり、4階までの業務スペースと休憩スペースを完全に分けた設計となっております。
この度、設計段階から現場の施工までを建設事業部が一括管理する設計施工の下で現場管理を行った為、現場での打合せ事項・質疑等の解決も円滑に進める事が出来たと思います。
今回の工事で気を付けた点と致しましては、着工から竣工まで基本、2人体制で現場管理を行いました。毎現場同様ですが、躯体・内装工事同時進行時の協力業者は常時50人以上現場に入っており、各業者の方々と日々のコミュニケーションや移動式クレーン・大型車両等の搬出入のスケジュール管理、それと同時に工程管理・資材発注・施工図のチェック・安全管理・品質管理業務を不備なく行うよう、今まで携わった現場より規模も大きかった為、自身の業務スケジュールを明確にし、実行する事を常に気を付けて現場管理致しました。その成果と致しまして、全体工程を短縮した中でも、品質を落とさず、無事故・無災害で1期工事を終える事が出来たと思います。
今後の現場管理でも自身の業務スケジュール管理に気を付け、円滑に現場を進めて行けるよう、より一層努力します。
新社屋を建設していく中で、他部署の社員の皆様方にも建設事業部が普段、建設現場でどのような手順で、どのような工法で仕事を行っているかを少しでも認識していただける良い機会になったのではないかと思います。本年度9月から社員の皆様が快適な環境での業務に取り組んでいただけるようプロジェクトチーム・建設事業部一同頑張って参りました。