WORKS
全国各地の造船所で、船舶の内装空間を作るという仕事に挑みます。
手がける船舶の種類や、空間の種類はバラエティに富んでいます。
内装工事といっても、船舶の場合、任される領域が非常に幅広いのが特徴です。室内の壁や、天井の内張り、カーペットの床張りはもちろん、壁の中や床下の断熱材、収納スペース、照明、カーテン、家電の設置まで、当社が行います。ときには空間に合わせて家具そのものから作りあげることも珍しくありません。
そんな施工現場の〈人・モノ・お金〉のマネジメントを行うのが、施工管理の仕事です。1人で1隻の船を担当することも多く、平均すると1人で1年間に5隻近くを担当しています。造船所様や船主様と直接やりとりをするシーンも多いため、船舶事業においては施工管理が実質的な営業の役割も担っています。
まずは膨大な種類の図面を読み込むことから、施工管理の仕事は始まります。図面の種類は、間取りを示す諸室配置図や、家具の配置を示す家具図、防火構造図など、約40種類。なかには外国船籍の船もあり、図面がすべて英語で表記されていることもあります。それらを丹念に読み込み、必要な材料、必要な職人さんの数などを拾い出して、見積書を作成。承認が下りたら、手配にとりかかります。
次に、工程表を作成。いつ、どの作業から始めるのか。いつまでに、どの作業を終えていなければならないのか、といったスケジュールを立てます。材料が届き、現場が動き出せば、定められた納期と予算内で工事を終えられるよう、日々の作業を監督していきます。工期は、現場にもよりますが、3か月から半年のあいだ。その間、造船所様側とも常に情報を共有し、スケジュールの調整や交渉を行うのも、施工管理の大事な仕事です。
船舶内装は、職人さんの種類も多種多様です。大工、ペンキ屋、シート張り、左官、防熱屋など、工程ごとにさまざまな技術を持つ職人さんが活躍します。その人数は、1つの現場で、30~40名ほど。その1人1人とコミュニケーションを図り、適切な指示を送りながら、現場の安全と品質を守っていきます。どんなに巨大な船舶も、内装空間はミリ単位の精密な仕事でできています。小さなキズやずれも許さない。見えないところの美しさにもこだわる。それが長崎船舶装備の流儀であり、誇りです。
船舶事業では、施工管理が、営業も担っています。といっても、特別な仕事をするわけではありません。造船所様や船主様との日々のコミュニケーションや、スムーズな現場進行が、次の新しい仕事につながる―それが船舶ならではのやりがいでしょう。
動かす金額も大きく、材料の発注から、メーカーや船主様との交渉、代金の回収まで、数千万円から1億円規模の予算を任されることもあります。工期が終わりに近づけば、1隻1隻が「自分の船」と思えるほどに愛着がわくもの。
手がけた船舶が無事に完成し、大海原への出航を見送るたびに、大きな達成感と感動を味わうことができます。
8:00
「ご安全に!」一日の始まりは朝礼から
職場の仲間と当日の現場の動きの確認や、ケガ・事故に対する予防の念押し
AM
午前中は現場で職人さんとコミュニケーションをとりつつ、工事の進捗を見守る
資材の購入や荷役作業を手伝うことも
12:00
PM
午後からも工事現場の巡回を行い、工事が問題なく進んでいるか進捗の確認や危険箇所のチェック
合間を見て事務所に戻り、次の工程の図面の確認や材料の手配、見積書の作成などを行う
17:00
事務所に戻り、残りの事務作業
18:00
当社のビジネスはワールドワイド。台湾やスリランカなど、海外の造船所に対する営業活動を行い、オファーに対応しているのが「海外営業」です。
船舶内装の設計を請け負い、必要な資材・物品を調達しつつ、現地に飛んで、商品情報や技術情報を提供。
また資材を海外へ送る通関手続きなど、海外営業ならではの専門知識とスキル、コミュニケーション能力が身に着きます。
海外営業の仕事は、国内業務と海外業務に分けることができます。まずは本社で、海外の造船所から届いたオファーを設計部と共有。設計部が作成する配置図や防火構造図などをもとに必要な資材を拾い出し、国内外のメーカーに発注します。
またその資材を海外の造船所に送り出すための通関業務や、輸送のための船便、配送トラックを手配するのも海外営業の仕事。並行して海外の造船所や資材メーカーと、メールやオンラインミーティングを通じてコミュニケーションを図り、見積もり、打ち合わせ、契約書の作成などに取り組み、円滑なプロジェクト進行をめざします。
定期的に海外にも出張します。現地ではまず取引先である造船所を訪問。さまざまな情報を交換しながら、当社の優れた技術や日本の最新の資材をアピールします。
また、実際に船が造られている施工現場に足を運ぶのも大事な仕事です。現地の施工スタッフとコミュニケーションし、自分が送り出した資材の使い方や施工方法をアドバイス。言葉の壁を超えてともにより良いものづくりを進めながら、当社の「信用」も築き上げていきます。その他、現地事務所にいるスタッフとの情報共有や、現地倉庫の資材の在庫確認など、滞在期間をフル活用して、現地でしかできない仕事に取り組んでいきます。
8:00
出社後、メールの確認を行う
海外の造船所やメーカーからのメールを確認し、返信
9:00
製品の船積みに向けて書類を作成
メーカーに船積みに必要な情報を問い合わせたり、フォワダー(国際物流の仲介業者)と船積みのスケジュール調整などを行う
11:00
進行中のプロジェクトの進捗、共有すべき情報を課内で共有
12:00
本社にあるオーシャンビューの休憩スペースで昼食。同僚と談笑したり、お気に入りの本を読んでくつろぐ
13:00
現場からの、資材の納品状況や使用方法などについての確認や連絡に対応
15:00
メーカーに見積りを依頼。値段を交渉し、注文書を作成
16:00
売上に対し、現状の利益、今後予想されるコスト、利率の推移を確認
17:00
造船所、メーカーに提出する見積書を作成。その後、明日の仕事内容を確認
18:00
業務がひと区切りついたら退社
8:00
まずはメールを確認
海外の造船所やメーカーから届いているメールを確認し、返信する
9:00
製品の船積みに向けて書類を作成
メーカーに船積みに必要な情報を問い合わせたり、フォワダー(国際物流の仲介業者)と船積みのスケジュール調整などを行う
10:00
現場責任者と船の進捗状況、納品資材に関する要望、施工方法に関する打ち合わせ
12:00
造船所内で昼食。造船所の外に出て台湾グルメを堪能することも
13:00
前もって提出している見積りに関して、購買担当と金額を協議
14:00
現地倉庫の保管状況、払い出し状況、残数を確認
倉庫担当者と、納期、物量の情報共有
15:00
船積み契約の修正依頼、契約書発行時期の確認、スケジュールの情報共有
16:00
その日に打ち合わせした内容をまとめて、メールにて課内で共有
17:00
明日の業務内容を確認後、退社
陸上の建物と同じように、船舶の内部にもさまざまな目的の空間があります。
その設計を担っているのが、設計スタッフ。本社の設計部に約30名が勤務。
さらに中国事業部、四国事業部、東日本事業部にも常駐し、各地の造船所とやりとりをしながら、
貨物船、タンカー、フェリー、漁船など、幅広い種類の船舶の内装設計を手がけています。
船舶の内部は、操縦室や事務室といった業務区画、乗組員のための居室、食堂、シャワールーム、ラウンジスペースなど、さまざまな空間で構成されています。乗組員や乗客の動線を考えながら、間取りをデザインしていく仕事は、「船の中に、家を建てるイメージ」とある設計スタッフは表現します。
基本的に1人のスタッフが、1隻の内装設計をすべて担当。しかもその範囲は陸上の住宅よりも幅が広く、全体的な配置の設計から、ベッドや収納といった家具の設計、ドア・カーペット・カーテンといったインテリアの色彩計画まで手がけます。
さらに、防火構造図、壁や天井のパネル図、船のエンジン音などを抑えるための遮音図といった、船舶独特の設計作業もあります。
また、陸上の設計と大きく異なる点は、船舶の内部は、「直角」「平行」「水平」が少ない特殊な空間だということです。広さも陸上より狭く、特殊な形状の空間も珍しくありません。時には空間を3次元で考えながら設計していく作業は、船舶ならではの苦労であり、面白さでもあると言えます。
さらに、船舶の設計には、国際的な規則や特定の国独自の規則も存在します。例えばアメリカに就航予定の船舶ならば、アメリカの規則に適合しなければなりません。国際規則等を学び、理解したうえで設計作業を行う必要がある点も大きな特徴でしょう。
また最近は、船員不足が世界的な課題になっています。新たな人材を募集・採用し、長く働いてもらえる環境を整えるために、「船内の居住性をより快適にしてほしい」というオーダーが近年は増えてきました。乗組員にとって船内は、仕事場であり、長い期間を過ごす生活の場でもあります。収納をできるだけ増やすなど、利便性を高めつつ、木目調の色合いでコーディネイトするなど、より快適な空間をデザインするスキルやセンスも求められています。
設計作業は、当社が独自にカスタマイズを施した船舶内装に特化したCADを使って行います。その使い方や仕事の進め方、船舶設計の基本的なルールは先輩社員がマンツーマンで指導。また過去の図面をトレースしながら、船舶の構造や設計の考え方を学んでいきます。
船主が外国人であることも多く、造船所から届く仕様書が英語で書かれてあることも日常茶飯事です。そこで定期的に勉強会も企画し、社員の英語力向上にも取り組んでいます。
やりがいは、船舶というスケールの大きな建造物の内装設計を、1人で手がけることができること。仕事のスケールの大きさはそのまま、やりがいの大きさにつながり、次の仕事への原動力となっていきます。
8:00
造船所や営業、外注先などから届いているメールをチェック
問い合わせや要望に返信する
複数の船舶の設計が同時進行しているので、仕事の優先順位を考え、その日の予定を立てる
設計作業を進めながら、新たに届くメールに対応
12:00
13:00
引き続き、設計作業を行いつつ、合い間を見て、造船所へ出向き、対面で打ち合わせ
家具メーカーへ行き、実物を見ながら、打ち合わせをすることも
17:00
仕事の進行状況で、1~2時間残業する日もある
18:30